集合研修再開(全国研修・経営層研修)

2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類に移行し、集合研修を開催できる環境が整ってきたことから、農林中金アカデミーでは約3年ぶりに集合研修を再開しました。
 5月10日(水)~12日(金)の全国研修・中堅職員スキルアップ研修(11県域20名が参加)を皮切りに、5月16日(火)~19(金)に法務研修(8県域10名が参加)、5月17日~19日(金)に新任管理者研修(9県域12名が参加)を、集合研修として開催しました。

農林中金アカデミーでは約3年ぶりに集合研修を再開しました。

当社が実施する研修アンケートでは、オンライン研修・集合研修ともに遜色なく受講いただいている旨の評価をいただいています。オンライン研修については、講義の聴講だけでなく、ブレイクアウトセッションを活用したグループワークやロープレ等も実践できることから、集合研修と同水準の研修効果が得られるもの考えられます。
 加えて、各県域・JA等において通信環境を整備いただいたこと、受講者の方のオンライン研修への親和性が高まったこと、講師・研修会社および当社事務局がオンライン研修の経験を重ねてきたこと等も背景にあると考えます。
また、オンライン研修については、移動が少なく研修前後の時間を効率的に活用できるといった特徴もあります。

農林中金アカデミーでは約3年ぶりに集合研修を再開しました。

他方、集合研修については、①講師への質問や受講者間の情報交換がより容易にできる、②講師の熱量を肌で感じられる、③職場と隔離されより研修に集中できるといった特徴があります。受講者からは以下のような声をいただきました。
「グループディスカッションで顔を合わせて議論し、他の参加者から考え方や意見を聞けて、非常に勉強になった」
「講師に直接質問でき、休憩時間等に参加者間での交流を深められた」
「他の参加者との何気ない会話の中から、細かな実務対応等も知ることができ、理解が更に深まった」

経営層研修と全国研修については、既にご案内のとおり、研修毎に開催形式(集合またはオンライン)を整理し、集合を予定する研修については、新型コロナウイルス感染リスク等の情勢を踏まえて、都度開催形式を判断することとしております。
 今後も集合形式で予定している経営層研修と全国研修については、環境に大きな変化がないかぎり、集合研修として開催していく予定です。
各研修の開催形式については、お手元の「2023年度JAバンク中央アカデミー系統経営層研修パンフレット」や「2023年度全国研修ガイド」等をご確認ください。

農林中金アカデミーでは約3年ぶりに集合研修を再開しました。

担当講師の声

弁護士 
田中 貴一 講師((一社)金融財政事情研究会 所属)

弁護士 田中 貴一 講師((一社)金融財政事情研究会 所属)

これまでに多くのオンライン研修に登壇してきました。講義だけでなくグループワーク等についてもWeb機能を駆使して実施でき、オンライン研修の効果についても手応えを感じていました。また、働き方改革が広まる中で、職場や自宅からでも移動負担が軽減される点も、受講者にとってメリットの1つにあげられると思います。
今回、集合研修に登壇し、気負わない多くの質問を受けることを通じて受講者の理解の度合いを肌で感じる良さとともに、対面でのやりとりに緊張感も感じました。そして講師と受講者間のやりとりだけでなく、受講者同士のやりとりも自然な形で生まれていたと感じました。
集合研修とオンライン研修のそれぞれの良さを上手く活用して、受講者の皆さんにより良い研修を提供したいと考えています。