窓口・渉外お役立ちコラム
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2017.03.01
待ち時間の長さに対する不満
長塚 孝子講師
待ち時間の長さに対するお客さまの不満にどう対応したらいいでしょうか?
今回のテーマは「待ち時間の長さに対する不満」です。待ち時間はクレームの代表例です。提携金融機関の充実やコンビニATMの普及等に伴い、以前よりロビーでお待ちのお客さまもだいぶ少なくなりました。それなのになぜ、待ち時間への不満は減らないのでしょうか。ここでは、「手続きがいつまでたっても終わらずに待たされる」「後から来た人のほうが先に終わって帰った」などのケースをもとに、お客さまの心理状態から不満の原因を探り、お客さまは職員の仕事をどう見ているのか、また、お客さまはどのように接してもらいたいのかを考えながら、クレームをなくす環境作りを学びます。続きを読む -
2017.01.26
JAのコンプライアンス・内部統制について解説します
弁護士 川西 拓人 講師
JAのコンプライアンス・内部統制について解説します
JA業務には、農業協同組合法、個人情報保護法、犯罪収益移転防止法といった多くの法令が関係するのみならず、監督指針・検査マニュアルといった行政規範(ソフト・ロー)や、内規やマニュアルといった組織内部の定めなど、様々な規範が影響を与えています。
現代のJAに求められるコンプライアンス・内部統制とはどのようなものでしょうか。
また、JAには、一般の事業会社と比べて高いレベルのコンプライアンス・内部統制が求められるのでしょうか。
今回は、JA職員が理解しておくべきコンプライアンス・内部統制の基本的な考え方について、わかりやすく説明したいと思います。続きを読む -
2016.12.20
相続税がかからない財産や 相続税の申告上差し引くことのできる債務をご存知ですか?
税理士 河野利明 講師
平成27年1月1日以降に発生した相続から、相続税の基礎控除が引き下げられ(60%に縮減、相続人3人のケースで8,000万円から4,800万円)、相続税の納税を考慮する必要がある方が大きく増加してきました。
そこで、相続税がかからない財産(「非課税財産」)や相続税の申告上差し引くことができる債務(「債務控除」)についてよく知っておくことが、相続税の課否やその金額を考えるうえで重要性を増してきています。以下概要をまとめてみることにします。続きを読む -
2016.10.31
マネー・ローンダリングと取引時確認
のぞみ総合法律事務所 弁護士 番匠 史人
今回のテーマは「マネー・ローンダリングと取引時確認」です。平成28年10月1日より、改正犯罪収益移転防止法が施行されました。今回の改正の主なポイントとしては、「本人確認の厳格化」「法人顧客の実質的支配者に係る確認の厳格化」「計10万円超で要確認」等であり、マネー・ローンダリング対策の強化が図られています。取引時確認時における顔写真のない本人確認書類を提示された場合の対応、法人の実質的支配者を特定する方法、複数回に分けた現金振込に関する取引時確認の有無の判断などが現場で求められることになります。とりわけ法人顧客対応はJAでも注意点が多く、本解説ではケースをあげながらこれら改正ポイントについてみていきます。
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